スキー場のチケット係は、スキー場内のチケット販売所でチケットの販売や回収、問い合わせ等の対応をするのがお仕事です。
室内で座って働けるということで楽な仕事と感じる人も多く、例年リピーターも多く働いているほど、スキー場のリゾートバイトの中では人気が高い職種です。
最近は自動販売機でチケットが購入できるスキー場や、コンビニやネットで事前にチケットを購入できるスキー場が増えたため、専門のチケット販売コーナーを設置せずにフロントインフォメーション等で対応しているスキー場も多くなっています。
スキー場のフロントインフォメーションは、スキー場の情報や周辺施設などスキー場に来たお客様に様々な案内や対応をするのが仕事です。スキー場のリゾートバイトの中では珍しい、室内で座って仕事ができる職種なので体力に自身がない方や寒いのが苦手[…]
そのため他のスキー場のリゾートバイトと比べてチケット係を募集しているスキー場は少ないのですが、前述したようにスキー場のバイトを探している人の人気は高いので、リゾートバイトの派遣サイトなどに求人が掲載されてもあっという間に決定してなくなってしまう場合があります。
この記事ではスキー場のリフト係の仕事内容や給料、求人傾向についてまとめました。
スキー場のリフト係に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
スキー場のチケット係の仕事内容
スキー場のチケット係はチケット販売所で
- チケットの販売
- チケットの回収
- 問い合わせ
などの対応を行う仕事です。また場合によっては他部署のヘルプに回されることもあります。
チケットの回収はスキー場によっては行っていません。また問い合わせの対応はそこまで頻繁にあるわけではないので、スキー場のチケット係はチケットの販売がメインの業務になります。
チケットの販売
スキー場のチケット販売センターは、主にスキー場が運営しているリフトやゴンドラを利用できるチケットを取り扱います。
スキー場によって取り扱うチケットは様々ありますが、ほとんどのスキー場が「大人」「ジュニア」「シニア」という感じで利用者の年齢によって販売するチケットが異なります。
またチケットは利用できる時間帯によって「一日券」「午前券」「午後券」「ナイター券」などに分けられていたり、利用する回数によって「回数券」「一回券」などに分けられます。
さらにリフトとゴンドラが設置されているスキー場では、リフトが利用できる「リフト券」・ゴンドラが利用できる「ゴンドラ券」・リフトとゴンドラの両方が利用できる「共通券」などがあります。
このようにチケットは種類が割と豊富なため最初は戸惑いますが、カウンターに料金表が用意されていてそれを見ながら注文されたチケットを販売するだけなので特に難しいことは有りません。
スキー場の営業開始直後は行列になるほど混み合いますが、それが過ぎると利用するお客様はまばらになり、まったりと仕事をすることが出来ます。
チケットの回収
スキー場のチケットは紙のタイプとICカードタイプのものがあり、スキー場によって取り扱っているチケットが異なります。
このうちICカードタイプのチケットを取り扱っているスキー場では、回収して再利用しています。
ICカードタイプのチケットは、販売時にチケットの料金とは別に保証金(デポジット)として500円~1,000円ほどを頂いているので、チケットの回収をする際に保証金をお返しします。
回収したチケットは、チケットの種類別に分けて明日直ぐに使えるよう整理しておきます。
問い合わせ対応
チケット販売センターを利用するお客様の中には、リフトの運行情報やスキー場の天候やコンディション、スキー場内のレストランやレンタルショップの場所などの問い合わせで来るお客様もいます。
そのためチケット販売センターのスタッフは、スキー場に関する幅広い知識が必要です。
ただお客様が質問してくる内容はほぼ決まっており、事前にそれらの情報をまとめた紙やファイルが用意されています。問い合わせがあったらその紙やファイルを見ながら対応すれば良いので、未経験者でも難しいことはありません。
他の仕事のヘルプに行くことも
スキー場は朝から来るお客様が多く、チケットセンターも朝の営業開始時が一番混雑するので多めの人員を配置して対応します。
ただ朝のピークを過ぎてしまったら利用客はまばらになるので、そのままの従業員数で回すと余剰人員となってしまいがちです。
そのためスキー場のチケット係は、昼頃は昼食の利用客で混雑するレストラン、夕方は返却する利用客でごった返すレンタルショップなど、他の部署が忙しくなったらヘルプで回されることもあります。
滑ることは出来るの?
スキー場のチケット係は仕事中に滑る機会は有りません。
勤務時間はスキー場の営業時間になるので、出勤の日はナイターの時間位しか滑ることは出来ないでしょう。
休日は当然自由に滑ることが出来ます。スキー場の求人は、働いている人は無料・割引でリフト券が手に入る求人が大半です。スキーウェアやスキー・スノボーの板を無料でレンタルしてくれる求人も多く、稼ぎながら滑ることが出来ます。
スキー場のチケット係のメリット
スキー場のチケット係はほとんどの時間、座って仕事ができます。肉体労働ではないので、肉体面で疲れるということはまず有りません。また室内で仕事をするので寒いのが苦手な方でも働きやすい環境です。
また朝のオープン時のピークさえ越えてしまえば、まったりと仕事をすることも出来ます。
このような環境で働くので、楽だと感じる人も多く例年リピーターも多く働いています。
スキー場のチケット係のデメリット
リフト券待ち!後ろの外人さんにオークレイジーと言われてしまったが笑うしかなかった(汗) pic.twitter.com/ZRRKGZsilR
— スキー場情報局 (@skiinfomation) February 10, 2019
スキー場のチケット販売所は営業前から利用客が並んで待っている日も多く、営業開始直後から忙しくなりがりです。
さらにチケット係は、他の部署にヘルプで行く可能性があるので一日忙しい時間が続く可能性があります。
ガッツリ滑りたい人には滑る時間を確保しづらいのもデメリットです。スキー場の営業時間に勤務することになるので、ナイターの時間や休みの日などにしかまとまった時間を確保できません。たくさん滑りたい人は、レストランや調理補助など中抜け休憩がある職場がおすすめです。
スキー場のチケット係のお給料
リゾートバイトのスキー場チケット係のお給料は、時給1,000円前後が相場です。
他のスキー場のリゾートバイトの仕事と比べて、スキー場のチケット係は若干時給が低い求人先が多いです。
また残業もほぼないので、時間的にたくさん働いてお給料UPを狙うというのも難しい職種です。
スキー場のチケット係の一日の平均労働時間は6~8時間。日給で6,000円~8,000円、月で13万~18万円前後のお給料になります。
スキー場のチケット係の求人傾向
他のスキー場のリゾートバイトと比べると、チケット係を求人しているスキー場は多く有りません。
求人一件あたりの募集人数も少ないので、人気が高いスキー場の求人はあっという間になくなっていきます。
スキー場の求人は、スキー場がオープンする1・2ヶ月前くらいから募集が開始されます。早い所では9月10月ぐらいから募集が始まります。
12月位から募集は少なくなりますが、怪我やキャンセルなどの突発的な穴埋めなどでスキー場が閉まる1ヶ月前位までは募集しています。
また志賀高原・苗場・ニセコ・野沢温泉などなどスキー場人気ランキング上位にランクインしているスキー場の求人は働きたい人も多く、中には9月から毎日スキー場の求人をチェックしてい人も多くいます。
スキー場のリゾートバイトは条件が合致してしまえば即採用というものがほとんどで、基本的には早い者勝ちです。
ですので職場や生活環境などにこだわりがある人は、9月10月位から動くのをおすすめします。
まとめ
- スキー場のチケット販売所で働く。
- 室内で座って仕事ができるので寒くないし肉体面で疲れることもほぼない。
- 暇な時間は他部署のヘルプをすることも。
- スキー場の他のアルバイトと比べると時給は高くなく残業も少ないのでお給料はあまり期待できない。
- 勤務時間はスキー場の営業時間なので、ガッツリ滑りたい人は中抜け休憩がある他の職種がおすすめ。
リフト係に限らずスキー場の求人は、基本的に早い者勝ちです。
人気ランキング上位のスキー場などで働きたい人は、リゾートバイト専門の派遣会社などを使って秋には動き出します。
これからスキー場のチケット係の求人を探す人は、なるべく早くリゾートバイト専門の派遣会社に登録しておくのをおすすめします。
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