スキー場のインストラクターは、スキー場内のスクールで初心者クラスや中級者クラスの受講生にスキーやスノーボードを教えるお仕事です。
スキー場のインストラクターの求人は、スキー場によっては資格を持っていることが応募の条件になっている場合もありますが、無資格でもインストラクターとして働けるスキー場もあります。
この記事ではスキー場のインストラクターの仕事内容や給料、求人傾向についてまとめました。
スキー場のインストラクターに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
スキー場のインストラクターの仕事内容
スキー場のインストラクターは、スキー場のスクールの受講生にスキーやスノーボードの技術や楽しさ、魅力を教える仕事です。
名称や構成人数・レッスンの内容などは各スキー場で異なりますが、ほとんどのスキー場で
- 一般:中学生以上の生徒・1クラスの構成は4~8名程度
- キッズ:小学6年生までの生徒・1クラスの構成は4~8名程度
- プライベート:マンツーマンで指導
- ファミリー・団体:家族や修学旅行生などの団体旅行客に指導
といったコースが用意されていて、デビューコース・初心者コース・中級者コース・上級者コースというようなクラス分けがされています。
レッスンの時間は1回1時間半~2時間。10:00~12:00、13:30~15:30というような感じで午前と午後の授業が用意されているスキー場が多いです。
またレッスン以外の時間は、雪かきや他部署のヘルプなども行う場合があります。
スキー場のインストラクターになるのに資格は必要なの?
無資格でもスキー場のインストラクターのバイトは出来る
スキー場のインストラクターのアルバイトは、資格を持っていない人でもなることが出来ます。
ほとんどのスキー場は資格の有無に関わらず、最初に研修を行います。
研修は最初はレッスンに必要なゼッケンや板・ウェアの用意や配布、片付けなどの補助係としてレッスンに参加し、先輩インストラクターのスクール内容を近くで見てどのように指導しているのか覚えていきます。
スクールの指導の流れを把握できたら、初級クラス等を一人で受け持ちます。
無資格のインストラクターの場合は、受け持つのはほぼ初級クラスです。中級クラスの担当をする場合もありますが、上級クラスの担当をすることはまずないです。
インストラクターの資格を持ってない人でも、スキー場のインストラクターとして働きながら勉強して、資格の取得を目指している人は多くいます。
資格があったほうが有利なのは間違いない
各スクールによって選考方法や採用基準は異なりますが、スキー場のインストラクターとして採用されるためには、スキーやスノーボードの一定の技量が必要なのは確かです。
そして技量を判断する上で、手っ取り早いのが資格です。
そのため資格を持っていない人より資格が持っている人の方が選考で有利なのは間違い有りません。
またスクールによっては、スキーだとSAJ(全日本スキー連盟)やSIA(日本プロスキー教師協会)、スノーボードだとJSBA(日本スノーボード協会)の資格を持っているのが応募条件になっている場合もあります。
滑ることは出来るの?
スキー場のインストラクターは、自分の滑りなどを見せて教えたり移動する際に滑ったりと仕事中に滑る機会は当然多くあります。
とはいえ生徒に合わせる必要があるので、レッスン中は自分の好きなように滑ることはなかなか出来ません。
休日は当然自由に滑ることが出来ます。スキー場の求人の多くは、働いている人は無料・割引でリフト券が手に入ります。
後述しますがスキー場のインストラクターのお給料はそこまで期待できませんが、出費を抑えてスキー場が利用できるので、スキーやスノーボードの技術を磨きたい人が多く働いています。
スキー場のインストラクターのメリット
スキー場のインストラクターは、仕事をしながらスキーやスノーボードの技術を磨くことが出来ます。
スクールスタッフ同士で滑りの技術をトレーニングしたり、先輩コーチからアドバイスを貰える場合もあります。
現役や元ナショナルデモンストレーターが在籍しているスクールも有り、レッスン後のスタッフトレーニングで、そのような一流の技術を持った人からレッスンを受ける場合もあります。
またインストラクターとして生徒に教えていく上で、基礎の見直しや新たな発見もあり、自分自身の滑りが向上する場合もあります。
このようにスキー場のインストラクターは仕事中にも技術を磨く機会がたくさんあるので、スキーやスノーボードが上手くなりたい人におすすめです。
リゾートバイトのスキー場のインストラクターのお給料
スキー場のインストラクターのお給料は、資格の有無によって上下するスクールが多いです。
リゾートバイトのスキー場のインストラクターのお給料は、無資格の場合、時給1,000円前後が相場です。中には日給で給料を計算しているスキー場もあります。
スキー場のインストラクターの一日の勤務時間は、午前午後で1レッスン受け持つとして4~6時間程度。
時給制・日給制いずれの場合でも、無資格者の一日のお給料は4,000円~6,000円が相場です。
ただ修学旅行生などの団体客が増えるシーズンは実働時間がもう少し長くなったり、反対にレッスンの申し込みが少ない日などはお休みになったりと、お給料はシーズンによって上下します。
スキー場のインストラクターの求人傾向
他のスキー場のリゾートバイトと比べると、インストラクターを求人しているスキー場は多く有りません。また無資格者でも受け付けているインストラクターの求人はかなり少なくなります。
このようにインストラクターを募集しているスキー場は少ないのですが、インストラクターのリゾートバイトを探している人は例年、一定数はいます。
そのため、給料が高いスキー場の求人や資格を持っていなくても応募ができる求人はあっという間になくなっていきます。
スキー場の求人は、スキー場がオープンする1・2ヶ月前くらいから募集が開始されます。早い所では9月10月ぐらいから募集が始まります。
無資格でも働けるスキー場のインストラクターの求人は、働く期間やお給料などの条件が合致してしまえば即採用というものも多く、その場合は早い者勝ちです。
そのため資格を持っていなくても働けるスキー場のインストラクターの求人を探している人などは、出来るだけ早くから動くのをおすすめします。
まとめ
- スキー場のスクールで受講生に教える仕事。
- インストラクターの資格が無くてもなれるが、資格があったほうが有利。
- シーズンによっても変わるが、お給料はそこまで期待できない。
- 仕事をしながら滑る技術を磨くことが出来るので、スキーやスノーボードが上手くなりたい人にはおすすめ。
資格が無くても応募できるスキー場インストラクターの求人は、基本的に早い者勝ちです。
人気ランキング上位のスキー場などでリゾートバイトとして働きたい人は、リゾートバイト専門の派遣会社などを使って秋には動き出します。
これからスキー場のインストラクターの求人を探す人は、なるべく早くリゾートバイト専門の派遣会社に登録しておくのをおすすめします。
派遣会社は面接でヒアリングを行いながら希望に近い求人を紹介してくれます。中にはサイト掲載前の求人やサイト非掲載の求人など、面接でないと教えてくれないような求人もあります。
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