スキー場のフロントインフォメーションは、スキー場の情報や周辺施設などスキー場に来たお客様に様々な案内や対応をするのが仕事です。
スキー場のリゾートバイトの中では珍しい、室内で座って仕事ができる職種なので体力に自身がない方や寒いのが苦手な人などに人気がある職種です。
仕事は忙しい時間も多く、覚えることも多いので大変な仕事と感じる人も多くいます。
そこでスキー場のフロントインフォメーションの仕事内容や給料、求人傾向についてまとめました。
スキー場のフロントインフォメーションに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
スキー場のフロントインフォメーションの仕事内容
スキー場のフロントインフォメーションは、スキー場に来たお客様に様々な案内や対応をするのがメインの業務です。
具体的には、
- スキー場の天候や積雪などの情報
- スキー場のコースの説明
- リフトやレストランなどの営業時間
- レストランやトイレなどの案内
- ホテルや温泉・観光施設など周辺施設の情報
- 周辺道路の積雪情報や渋滞情報などの交通情報及び道案内
- バスや電車等の公共交通機関の時刻表案内
- 落とし物の対応
- ゲレンデにアナウンスする場合も
など多岐にわたります。職場によってはリフト券の販売なども行います。
ただほとんどの情報は事前に情報をまとめた紙やファイルが用意されています。お客様の対応はそれを見ながら案内すれば良いので、未経験者でも業務を行うことは出来ます。
接客スキルが向上できる
スキー場のインフォメーションのお仕事は、前述したとおり未経験者でも出来るようなマニュアル化されたものがほとんどです。
ただスキーやスノーボードの知識がないと質問の内容がわからないような専門用語を使った問い合わせなどにも対応する必要があるので、徐々にでもいいので知識を覚えていく向上心があったほうがいいでしょう。
また周辺案内の案内などでも、近くの温泉を問い合わせてきたお客様にただ近くの温泉を案内するのでなく、
「こちらの温泉の方が近いですが食事は出来ません。ちょっと遠くなりますがこちらの温泉でしたら館内に食事処も用意されています。」
「こちらの温泉は今の時間ですと混雑している場合があります。こちらの温泉は比較的空いていて、郷土料理を召し上がることも出来ます。」
といった具合に案内を出来ようになると、お客様から喜ばれる機会も増え、結果仕事に対するモチベーションにも繋がります。
このような対応をするためには受け答えに必要な情報の熟知も必要ですが、気配りや臨機応変な対応力といった接客スキルも必要です。
最初はうまく出来ないかもしれませんが、場数を踏むことで徐々に接客スキルを身につけることが出来ます。
語学スキルを活かせる・伸ばすことが出来る
スキー場の利用者の中には外国人のお客様もいらっしゃいます。
中には日本語がわからないお客様もいるので、チケット購入の手伝いなどをインフォメーションセンターのスタッフが行う場合があります。
ニセコや白馬、野沢温泉など外国人の利用者が多いスキー場では、外国語のインフォメーションセンターを置いているスキー場もあります。
このようにインフォメーションセンターのスタッフは語学スキルが必要になる場合もあります。
ただしそのような職場は外国人のお客様に対応できるスタッフが一人は常駐していますので、語学スキルが無くても働くことが出来ます。
そのような現場環境なので語学スキルを持っている場合は、時給や手当てなど給料面で優遇される求人も出ています。そのためスキー場のフロントインフォメーションは、語学スキルを活かした仕事をしたい人におすすめの職種です。
もちろん外国語を勉強中の方や、これから外国語を覚えていきたい方にもおすすめの職種です。
滑ることは出来るの?
スキー場のインフォメーションセンターのスタッフは仕事中に滑る機会は有りません。
勤務時間はスキー場の営業時間になるので、出勤の日はナイターの時間位しか滑ることは出来ないでしょう。
休日は当然自由に滑ることが出来ます。スキー場の求人は、働いている人は無料・割引でリフト券が手に入る求人が大半です。スキーウェアやスキー・スノボーの板を無料でレンタルしてくれる求人も多く、稼ぎながら滑ることが出来ます。
スキー場のフロントインフォメーションのメリット
スキー場のフロントインフォメーションはほとんどの時間、座って仕事ができます。体を使う仕事もほぼないので、肉体面で疲れるということはまず有りません。
そのため休みの日などは、スキーやスノーボード等の趣味をたっぷり楽しむことが出来ます。
また室内で仕事をするので寒さを感じることも有りません。
入り口からフロントインフォメーションまでの間に設置されたドアが1つしかないような職場では、お客様の出入りが激しい時間帯などに室温が下がることはありますが、それでも外で働く職種と比べると天国のような環境で働くことが出来ます。
接客スキルを身に着けたい人にもおすすめの職種です。フロントインフォメーションはお客様と対話をして対応する仕事です。そのため業務を通して正確な敬語や言葉遣い、気配りなど高い接客スキルが自然と身についていきます。
外国人のお客様を対応する場面も多くありますので、語学スキルを活かしたい人や語学力を身につけたい人にもおすすめです。
スキー場のフロントインフォメーションのデメリット
フロントインフォメーションを利用するお客様の中には、極稀にとんでもなく横暴な態度の方や理不尽な要求をしてくるお客様もいらっしゃいます。
またクレームの対応をする場合もあります。
リフト係やレストラン係などのミス等、自分に非がないクレームを言ってくるお客様もいます。
風や強くてリフトが動かせないことに文句を言ってくるお客様もいます。
そのようなクレームの対応をする場合もあるので、精神面でどっと疲れる日もあるというのをあらかじめ覚悟しておいたほうがいいでしょう。
ガッツリ滑りたい人には滑る時間を確保しづらいのもデメリットです。スキー場の営業時間に勤務することになるので、ナイターの時間や休みの日などにしかまとまった時間を確保できません。たくさん滑りたい人は、レストランや調理補助など中抜け休憩がある職場がおすすめです。
スキー場のフロントインフォメーションのお給料
リゾートバイトのスキー場フロントインフォメーションのお給料は、時給1,000円~1,150円前後が相場です。
スキー場の来場者が多い日などは多少残業がある場合もありますが、基本的には定時で帰ることが出来る仕事です。一日の平均労働時間は7~8時間。日給で8,000円~9,000円、月で16万~20万円前後のお給料になります。
スキー場のフロントインフォメーションの求人傾向
他のスキー場のリゾートバイトと比べると、フロントインフォメーションを求人しているところは多く有りません。
求人一件あたりの募集人数も少ないので、人気が高いスキー場の求人はあっという間になくなっていきます。
スキー場の求人は、スキー場がオープンする1・2ヶ月前くらいから募集が開始されます。早い所では9月10月ぐらいから募集が始まります。
12月位から募集は少なくなりますが、怪我やキャンセルなどの突発的な穴埋めなどでスキー場が閉まる1ヶ月前位までは募集しています。
ただスキー場のフロントインフォメーションに関しては、12月を過ぎてくると求人がなかなか見つからない年もあります。
また志賀高原・苗場・ニセコ・野沢温泉などなどスキー場人気ランキング上位にランクインしているスキー場の求人は働きたい人も多く、中には9月から毎日スキー場の求人をチェックしてい人も多くいます。
スキー場のリゾートバイトは条件が合致してしまえば即採用というものがほとんどで、基本的には早い者勝ちです。
ですので職場や生活環境などにこだわりがある人は、9月10月位から動くのをおすすめします。
まとめ
- 仕事内容はスキー場の情報や周辺施設などの案内や対応。
- 室内で座って仕事ができるので肉体面で疲れることはほぼない。
- クレーム対応などで精神面でつかれる場合はある。
- 勤務時間はスキー場の営業時間なので、ガッツリ滑りたい人は中抜け休憩がある他の職種がおすすめ。
フロントインフォメーションに限らずスキー場の求人は、基本的に早い者勝ちです。
人気ランキング上位のスキー場などで働きたい人は、リゾートバイト専門の派遣会社などを使って秋には動き出します。
これからスキー場のフロントインフォメーションの求人を探す人は、なるべく早くリゾートバイト専門の派遣会社に登録しておくのをおすすめします。
派遣会社は面接でヒアリングを行いながら希望に近い求人を紹介してくれます。中にはサイト掲載前の求人やサイト非掲載の求人など、面接でないと教えてくれないような求人もあります。
面接では利用者が条件に合わないと感じる求人を無理に勧めてくるようなことは有りません。
条件にあった求人が見つかるまで根気よく探してくれますし、後日希望に近い求人が登録されたらいち早く教えてくれる親切な担当者が多いので、興味がある方はぜひ登録してみてください。