寒くてきつい?仕事は楽?リゾートバイトのスキー場のリフト係の仕事内容

スキー場のリフト係は、リフト利用者の補助やリフトの監視・操作、リフト周辺の整備など利用者がリフトを安全に利用できるよう様々な仕事を行います。

ほとんどの職場がこれらの仕事を20~30分の交代で行う勤務形態をとっており、ローテーションの中には仕事がなければ実質休憩となる待機が含まれています。

人によって様々ですが、約8時間の勤務中の待機時間は約2~3時間なので仕事する時間が短くて楽だと思う人・待機時間も給料が発生するので休みながらお金が稼げると感じる人も多く、スキー場のリゾートバイトの中では人気が高い職種です。

そこでスキー場のリフト係の仕事内容や一日のタイムスケジュール、給料や求人傾向についてまとめました。

スキー場のリフト係に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

 

リゾートバイトのスキー場リフト係の仕事内容

スキー場のリフト係のメインの仕事内容は以下の3種類です。

  • 乗客・降客係
  • リフトの運転監視係
  • 待機係

その日の従業員でこれらの係を20~30分毎にローテンションして働きます。

乗客・降客(補助)係

乗客・降客係はリフト利用者が安全に利用できる手助けをするのが主な仕事です。

乗客係は、リフトに乗り込む利用者を誘導して安全にリフトに乗せてあげます。利用者の中にはリフトに乗り慣れていない初心者や子供もいるので、手を貸してあげたり声をかけたりして安全にリフトに乗りこめるよう手助けをします。

そのような初心者や不慣れな利用者は降りる際に転倒することがよくあるので、リフトの椅子の番号や利用者の特徴を降客係に伝えるのも重要です。

降客係は降車時に利用者が転倒した場合にリフトを停止させたり、利用者がもたついて混雑した場合などにリフトのスピードを落としたりします。待ち合わせ等の利用者が通路を塞がないよう誘導をすることもあります。

またリフト券の確認や、乗り場や降り場の道の整備、リフトのシートに積もった雪や雨の拭き作業も行います。

乗客・降客係はリフトの利用者を見てとっさの判断が必要になることもあるため、未経験者や初心者ではリフト券の確認や整備等の補助業務がメインになる職場もあります。

リフトの運転監視係

リフトの運転監視係は、乗客場に併設されたリフト小屋で風やリフトの監視とリフトの運転操作を行います。

リフト小屋から山頂の風の強さやリフトの揺れ具合などを見てリフトの速度を調整したり、乗車する利用者を見てリフトの速度調整や停止をします。

待機係

待機係は基本的には休憩時間です。

ただリフト利用者が落とし物をした際に拾いに行ったり、リフト一回利用券の購入者が来た際に対応したりするため、常に動ける準備はしていないといけません。

待機中も勤務に含まれるのでお給料が発生します。

 

スキー場リフト係の一日のタイムシフト

7:30 勤務開始

スキー場がオープンする30分から1時間前に出勤します。

出勤したらまずは除雪作業。雪が降った日はひたすらリフトや周辺の除雪を行います。

またポールや柵を設置してお客様が通る道の整備やリフトに乗車する乗り場や、降り場の整備(整地)などリフトやゴンドラ毎の営業準備を行って行きます。

08:30 オープン

営業が開始すると事前に振り分けられたそれぞれの持ち場の仕事を開始します。

リフト係の主な仕事は前述したとおり、

  1. 乗客・降客(補助)係
  2. リフトの運転監視係
  3. 待機係

の3種類です。

これらを当日出勤している人で20分~30分前後で交代していきます。

12:00 休憩

利用者が食事などでまばらになる正午ごろに休憩に入ります。

休憩は約一時間の交代制です。

食事はリフト小屋に用意されたお弁当が用意されています。

リフト利用者がなかなか減らない日は、休憩時間が短くなることもあります。

16:30 営業終了

ナイター営業が無ければ片付けや翌日の準備などを行います。

ナイター営業を行っているゲレンデなら、シフトが入っていなければ勤務後のナイターは自由に滑れる職場が多いです。

 

滑ることは出来るの?

スキー場のリフト係の求人

画像引用元:リゾバ.com

スキー場のリフト係は基本的には仕事中に滑ることは出来ません。

リフトの乗り場と降り場の持ち場を交代制にしていて、交代の際に降り場から滑って移動することが出来る職場もあります。

また時間はあまり有りませんが昼休憩の際に滑ることも出来ます。

勤務中に滑る際は、ゲレンデスタッフの制服を着用が義務付けられている職場がほとんどです。

休日や勤務時間外は当然自由に滑ることが出来ます。スキー場の求人は、働いている人は無料・割引でリフト券が手に入る求人が大半です。スキーウェアやスキー・スノボーの板を無料でレンタルしてくれる求人も多く、稼ぎながら滑ることが出来ます。

 

スキー場リフト係のメリット・デメリット

スキー場のリフト係は、待機時間がローテーションで回ってくるので楽な仕事と感じる人が多いです。待機時間は時給も発生しますので、お金をもらいながら休む事ができます。(実際は待機で、前述した落とし物の対応など突発的な仕事があります。)

またスキー場のリフト係は雪山リゾバ初心者の方が多く働いているので、リゾートバイト仲間ができやすい環境です。仕事のローテーションは数人で組んで行いますので、待機中など話す機会も多くあり、知らない人でも距離を縮めやすい職種です。

 

スキー場リフト係のデメリット

スキー場のリフト係は、外で仕事をする時間が多いので防寒対策は必須です。防寒対策をしっかりしても吹雪の日など本当に寒い日は体の芯から冷えてしまいます。普段と違う環境での生活や人が多く集まる環境など、ただでさえ風邪など体調を崩しやすい環境なので防寒対策含めしっかりとした自己管理が必要です。

晴れてる日は日焼けもします。直接当たる日光と雪による日光の反射で対策をしないとかなり日焼けしてしまいますので、日焼けをしたくない方はこまめな日焼け止めの塗り直しや肌の露出を減らす等の対策が必要です。

ガッツリ滑りたい人には滑る時間を確保しづらいのもデメリットです。勤務中は営業時間になるので、ナイターの時間や休みの日などしかまとまった時間を確保できません。たくさん滑りたい人は、レストランや調理補助など中抜け休憩がある職場がおすすめです。

 

リゾートバイトのスキー場リフト係のお給料

リゾートバイトのスキー場リフト係のお給料は、時給950円~1,100円前後が相場です。

雪の積もった量によって出勤時間が前後したり、リフト利用者の混雑具合で昼休憩の時間が多少前後しますが、一日の平均労働時間は約8時間。日給で8,000円、月で16万~20万円前後のお給料になります。

ナイター営業をしている職場ではシフトや希望でナイター営業も働くことが出き労働時間も長くなるので、しっかり稼ぎたい人はナイター営業があるスキー場がおすすめです。

 

リゾートバイトのスキー場リフト係の求人傾向

スキー場のリゾートバイトの中で最も求人が多いのがリフト係です。

ただスキー場の求人は、スキー場としてまとめて求人して経験や適正などからそれぞれの職場を決めていく場合もあります。リフト係で絶対働きたいという人はリフト係としての求人の中から選んでいきましょう。

スキー場がオープンする1・2ヶ月前くらいから募集が開始されます。早い所では9月10月ぐらいから募集が始まります。

12月位から募集は少なくなりますが、怪我やキャンセルなどの突発的な穴埋めなどでスキー場が閉まる1ヶ月前位までは募集しています。

リフト係の求人は未経験者でも出き、条件が合えば即採用という求人がほとんどです。

また志賀高原・苗場・ニセコ・野沢温泉などなどスキー場人気ランキング上位にランクインしているスキー場の求人は働きたい人も多く、中には9月から毎日スキー場の求人をチェックしてい人も多くいます。

スキー場のリゾートバイトの中では人気も高いので、職場や生活環境などにこだわりがある人は9月10月位から動くのをおすすめします。

 

まとめ

  • 仕事内容はリフト利用者の補助やリフトの監視・操作、リフト周辺の整備など。
  • 勤務時間に実質休憩の待機時間があるため楽な仕事と感じる人も。
  • 天候によっては仕事中凍えるほど寒くなる日もあるので防寒対策は必須。
  • 勤務時間はスキー場の営業時間なので、ガッツリ滑りたい人は中抜け休憩がある他の職種がおすすめ。

リフト係の求人は早い者勝ちです。

人気ランキング上位のスキー場などで働きたい人は、リゾートバイト専門の派遣会社などを使って秋には動き出します。

これからスキー場のリフト係の求人を探す人は、なるべく早くリゾートバイト専門の派遣会社に登録しておくのをおすすめします。

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面接では利用者が条件に合わないと感じる求人を無理に勧めてくるようなことは有りません。

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